倉林明子

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厚生労働委員会

国保料値上げ圧力法定化 医療費2倍化法案(2021/5/27 厚生労働委員会)

2021.05.27

 日本共産党の倉林明子議員は27日の参院厚生労働委員会で、「高齢者医療費2倍化法案」のうち国民健康保険に関する部分について、「市町村への国保料・税の値上げ圧力を法定化するものだ」と追及しました。  同法案は、国保料・税を抑えるための自治体独自の公費繰り入れ(法定外繰り入れ)の「解消」や、保険料水準の統一を都道府県の運営方針に記載させ、値上げを促すもの。  倉林氏は、共産党の調査で、国保財政の責任主体を都道府県とする「国保の都道府県化」(2018年度)以降、国保料・税を値上げした市町村が、18年度で前年度比倍増の559、19年度で442、20年度で422に上ると指摘。24年度に保険料を統一する奈…続きを読む

負担増の声相次ぐ 2倍化法案で参考人質疑(2021/5/31 厚生労働委員会)

2021.05.31

 参院厚生労働委員会は31日、75歳以上に医療費窓口2割負担を導入する高齢者医療費2倍化法案の参考人質疑を行い、受診控えによる健康悪化を懸念する意見や負担のあり方を問う意見が参考人から相次ぎました。  意見陳述で、連合の佐保昌一総合政策推進局長は、財源確保には高所得者の保険料の引き上げや「国費による対応」も検討するよう要求。日本高齢期運動連絡会(日高連)の吉岡尚志代表委員は、後期高齢者の医療制度の1割負担を2割に引き上げる政策は審議を中止し、撤回すべきだと強調。「高齢者には受診控えが起こり、健康・病状悪化の原因となり、高齢者の負担を増やすとともに、国民の医療費や国の保健・医療への支出を増やす」…続きを読む

今やるべきは負担軽減策 高齢者も現役もコロナ禍で失業拡大 医療費2倍化を批判 首相に迫る(2021/6/1 厚生労働委員会)

2021.06.01

 日本共産党の倉林明子議員は1日の参院厚生労働委員会で、75歳以上に医療費窓口2割負担を導入する「高齢者医療費2倍化法案」をめぐって、コロナ禍で高齢者も現役世代も容赦なく雇用が奪われているとして、「いまやるべきは負担軽減策を手厚くすることだ」と迫りました。  倉林氏が、コロナ禍で、足りない年金を補うために働かざるをえない高齢者やその生活を支える現役世代の廃業・失職が広がっているとただしたのに対し、菅義偉首相は「少しでも多くの方に支える側に立っていただく」と負担増を正当化しました。倉林氏は「全世代が苦しんでいる時に高齢者狙い撃ちの負担増など断じてやるべきではない」と批判。政府は「現役世代の負担軽…続きを読む

補足給付改悪やめよ 介護施設入所者補助(2021/6/1 厚生労働委員会)

2021.06.01

 日本共産党の倉林明子議員は1日、参院厚生労働委員会で、低所得の介護施設入所者の食費・居住費を補助する「補足給付」の改悪の凍結を求めました。  政府は8月から、介護施設などへの入所者の所得区分の第3段階を二つに区分し、上位(年金収入120万円超)に該当する入所者の利用料は月額2万2000円の増加、ショートステイ利用者には3倍の負担増を強行しようとしています。  補足給付は、2015年に、利用者に一定額の預貯金がある場合か、施設入所の際に世帯分離した配偶者が課税されている場合は対象外とされました。  倉林氏は、15年の変更で、民間の介護事業所が利用者に「たんす預金」の申告や、貯金通帳のコピー提出…続きを読む

際限ない患者負担増 倉林氏批判 2倍化法案参院委可決(2021/6/3 厚生労働委員会)

2021.06.03

 75歳以上の約370万人の医療費窓口負担を1割から2割に引き上げる「高齢者医療費2倍化法案」が3日の参院厚生労働委員会で自民、公明、維新、国民民主各党の賛成多数で可決されました。日本共産党と立憲民主党は反対しました。共産党の倉林明子議員は質疑で、同法案にとどまらない政府の患者負担増路線を明らかにしました。  倉林氏は、審議の中で今後の給付と負担のあり方を問われた田村憲久厚労相が、「弥縫(びほう)策では難しい」と述べたことを追及。田村氏は、具体策は示さず、「今後も2040年に向け、制度改善が必要」だと負担増路線を表明しました。  倉林氏は、2割負担の対象は政令で拡大可能だと指摘。さらに財政制度…続きを読む

建設石綿 給付金法案を可決 倉林氏「国は企業参加求めよ」/ 経口妊娠中絶薬 早期承認と保険適用を 倉林氏「安全・安価な選択肢必要」(2021/6/8 厚生労働委員会)

2021.06.08

 建設アスベスト(石綿)被害救済のための補償基金を創設する建設石綿給付金法案が8日の参院厚生労働委員会で、全会一致で可決されました。  日本共産党の倉林明子議員は同日の質疑で、最高裁判決で国と共に断罪された建材メーカーの責任をどう果たさせるかが課題だと指摘。基金制度の創設を求めてきた原告団に対し、主要11社はかつて、国から制度提案があった場合、前向きに検討すると表明していたとして、「国は11社に基金への参加を正式に求めるべきだ」と迫りました。  田村憲久厚生労働相は「与党の検討を受けて対応する」と述べるだけでした。  倉林氏は、メーカーに賠償責任を果たさせるには、引き続き司法で争わないといけな…続きを読む

ILO条約締結 関係法案 国公法 刑事罰を温存「抜本見直しを」(2021/6/8 厚生労働委員会)

2021.06.08

 8日の参院厚生労働委員会で日本共産党の倉林明子議員は、105号条約締結を目指す目的には賛意を示しつつ、公務員の労働基本権や表現の自由を制約する国家公務員法の規定が温存されることが問題だと主張しました。法案は同条約締結のためとして、国公法の罰則規定を、懲役刑から強制労働を伴わない禁錮刑へと軽減しますが刑事罰を科すことに変わりありません。  倉林氏は、公務員の労働基本権などの制約について、日本も批准ずみの87号(結社の自由及び団結権保護)、98号(団結権及び団体交渉権)条約違反だとしてILOから再三勧告されていると指摘。「87号、98号を批准しながら公務員の労働基本権が確立されていないことが最大…続きを読む

医療的ケア児支援法成立 倉林氏「支援広く」(2021/6/10 厚生労働委員会)

2021.06.10

 日常的に人工呼吸器などの医療的ケアが必要な児童と家族の支援法案が11日の参院本会議で、全会一致で可決、成立しました。同法案は、医療的ケア児と家族を社会全体で支え、適切な支援を受けられるようにするもので、国や自治体、保育所・学校設置者の責務として、看護師等の配置などを定めます。  日本共産党の倉林明子議員は10日の参院厚生労働委員会で、「医療的ケア児」に該当しなくとも、心臓病等で常に酸素を携帯する必要があるなどの理由で親の付き添いが求められ、看護師配置がないと入園を断られる事例があるとして、「親の付き添いなく学校や保育園に通えるようにするための支援は、医療的ケア児に限らず、難病や慢性疾患、障害…続きを読む

保護利用者への差別 資格確認の原則化で(2021/6/1 厚生労働委員会)

2021.06.01

 日本共産党の倉林明子議員は1日の参院厚生労働委員会で、「高齢者医療費2倍化法案」に盛り込まれた生活保護法改定が医療扶助を利用する際のマイナンバーカードによる資格確認を原則とすることについて、「新たな差別になる」と追及しました。  倉林氏は、医療機関を受診する際の同カードでの資格確認はそもそも任意だと指摘。2018年に医療扶助利用者だけに後発医薬品の使用を原則化した法改定の際も「差別だ」と批判したことに触れ、今回のマイナンバーカードによる資格確認の原則化でも、個人情報の漏えいなどが不安で「カードを持ちたくない」という人の生活保護の利用・必要な医療提供の阻害要因となる危険性や、受診のためカードを…続きを読む

健診情報提供 収集の問題点を追及(2021/6/3 厚生労働委員会)

2021.06.03

 日本共産党の倉林明子議員は3日の参院厚生労働委員会で、マイナンバーカードの拡大ありきで医療や健診情報等を収集・利活用しようとする政府の姿勢をただしました。  「高齢者医療費2倍化法」では、保険者の求めにより事業主に40歳未満の健診情報の提供を義務付けています。オンライン資格確認にとどまらず、マイナポータルでさまざまな情報とひも付けされ、本人同意のもとで民間企業の利活用が可能となっています。  倉林氏は、「同意すれば撤回や取り消しはできない。個人情報保護の基本的な法整備が必要だ」と主張。EUの一般データ保護規則(GDPR)では撤回やデータ消去が個人の権利として規定されているとして、「基本的な権…続きを読む

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