倉林明子

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医師の増員求める 病床削減法案を批判(2021/5/11 厚生労働委員会)

2021.05.11

 日本共産党の倉林明子議員は11日の参院厚生労働委員会で、“医師の働き方改革”の名で残業を過労死ラインの2倍(年1860時間)まで容認する病床削減推進法案を批判し、長時間労働の是正のために「医師の増員を」と求めました。  倉林氏は、厚労省の調査で、病院勤務医の半数近くが労働時間を自己申告しており、客観的な時間管理ができていないと指摘。残業時間を正確に申告していないとの回答が、残業月80時間「以下」で45%、「以上」で53%に上り、「申告できる残業時間の上限が決められている」との回答があると述べました。  倉林氏は、申告上限の設定は労働時間の適正把握のためのガイドラインに反するのではないかと質問…続きを読む

緊急事態宣言延長  「全国民を対象の検査戦略を」(2021/5/7 議院運営委員会)

2021.05.07

 倉林氏は、クラスター(感染者集団)の大規模化防止のため、英国では1日100万件の検査を可能にしたとして、「検査は全国民を対象にする戦略を持つべきだ」と指摘。政府の基本的対処方針で抗原検査キット800万回分を確保するとした根拠や今後の検査戦略についてただしました。  西村担当相は「現在800万回分確保できると見込んでいる」と根拠なく答え、「まずは医療機関や高齢者施設の従事者に進め、学校や職場での活用も早急に検討したい」と述べました。  倉林氏は、変異株のスクリーニング検査の実施率は上がったものの、ゲノム解析は国立感染症研究所頼みになっていると指摘。「どんな変異が起こっているのかをつかむのが決定…続きを読む

困窮者支援拡充こそ コロナ対策で参考人(2021/5/6 厚生労働委員会)

2021.05.06

 参院厚生労働委員会は6日、新型コロナウイルス対策について参考人質疑を行いました。参考人から、生活困窮者や介護施設への支援拡充を求める声が出されました。  生活に困窮する人たちを支援する「つくろい東京ファンド」の稲葉剛代表理事は、大型連休中の食料支援に2日間で約660人が訪れるなど、各地の炊き出しに集まる人が増え続け、年明け以降は「死ぬことを考えている」という20~30代からのSOSが急増していると指摘。貸し付けを主とする政府の貧困対策を批判し、再度の給付金支給、住居確保給付金の支給期間の制限撤廃など現金給付の拡充を求めました。  生活保護の利用が進んでいないとも述べ、政府の広報不足、自治体窓…続きを読む

過労死ライン2倍批判 医師時間外 病床削減法案で参考人(2021/4/27 厚生労働委員会)

2021.04.27

 参院厚生労働委員会は27日、病床削減推進法案の参考人質疑を行いました。同法案は、病床削減した病院に給付金を配る事業を盛り込み、医師の時間外労働の上限を過労死ラインの約2倍(年1860時間)まで認めるもの。  過労死を考える家族の会の中原のり子氏は、小児科医の夫を過労自死で亡くし、全国でも医師の過労死・過労自死が後を絶たないと述べ、「なぜ過労死ラインの2倍まで認めるのか理解できない」と批判。若手医師と共同し、8000人分の反対署名を厚労省に提出したことを紹介し、「新型コロナウイルス感染拡大の前から医療現場はひっ迫していた。適切な人とお金の配置が必要だ」と述べました。  自治労の福井淳衛生医療局…続きを読む

病床削減推進法案 感染症対応と両立せず(2021/4/22 厚生労働委員会)

2021.04.22

(資料があります)  日本共産党の倉林明子議員は22日の参院厚生労働委員会で病床削減推進法案をめぐって、新型コロナウイルスの感染拡大地域でも政府が病床削減への誘導を進めていると批判し、病床削減への財政支援は新興感染症への対応とは両立しないとして凍結を迫りました。  同法案は病院統廃合や病床削減への財政支援を法定化するもので、昨年度の補助で3千床が削減されます。倉林氏がその内訳をただすと、厚労省の迫井正深医政局長はすでに医療機関の単独で約2700床が削減され、このうち大阪府は123床、兵庫県は79床が削減されたと答えました。  倉林氏は「コロナ患者の受け入れを求めながら、感染拡大地域で削減してい…続きを読む

生理用品の配布 福祉事務所などに設置を / 医療従事者を守れ 支援の拡充求める(2021/4/20 厚生労働委員会)

2021.04.20

 日本共産党の倉林明子議員は20日の参院厚生労働委員会で、生理用品のハローワーク・福祉事務所等への設置、住居確保給付金の拡充を求めました。  生理用品の配布について、倉林氏は、3月の質問で求めたハローワークや福祉事務所への直接配備について、検討状況を質問。三原じゅん子厚生労働副大臣は「全国のマザーズハローワークに設置できるよう内閣府と調整している。福祉事務所についても自治体に協力を要請していく」と答弁。倉林氏は、さらにトイレの個室への設置を求めました。  また倉林氏は、住居確保給付金について、収入要件が生活保護基準に該当しても、給付金が利用できない事例が発生していると指摘。生活保護に至る前の支…続きを読む

まん延防止拡大報告受け質疑 医療現場に支援を (2021/4/16 議院運営委員会)

2021.04.16

 倉林氏は、大阪府の1日の新規感染者数が1200人を超え、全国で4500人に上ると指摘。直近1週間の新規感染者数は10万人あたり18人だと強調し、「第4波に入っている認識はあるのか」とただしました。西村担当相は「2度目の緊急事態宣言を発令したとき以来の大きな波がきつつある」と述べるにとどまりました。    倉林氏は「大阪は医療崩壊に突入している」と指摘。重症者専用の臨時施設「大阪コロナ重症センター」では看護師が確保できず十分に稼働できていないとして、医師・看護師の派遣を求めました。西村担当相が「必要な人材を確保できるよう支援したい」と答えたのに対し、「早急に実行を」と迫りました。    また、…続きを読む

命守れぬ病床削減法案 感染症対応常時確保 長時間労働是正こそ(2021/4/16 本会議)

2021.04.16

 「病床削減推進法案」が16日の参院本会議で審議入りし、日本共産党の倉林明子議員が、コロナ禍で浮き彫りとなった日本の脆弱(ぜいじゃく)な医療体制の抜本的な拡充・人員増こそが必要だと主張しました。  倉林氏は、病院統廃合や病床削減への財政支援の法定化に対し、稼働率が高い病床の削減ほど消費税増税分を充てた補助金が高いと指摘。増税は社会保障の充実が理由なのに、「稼働率が高い病床をなくして、なぜ“充実”か」とただしました。  田村憲久厚生労働相は、昨年度の補助で計3千床が削減されると答え、人口減少を口実に「質の高い医療提供体制を維持するためだ」と強弁しました。  倉林氏は「救える命を守れない事態を再び…続きを読む

育児介護休業法改正 長時間労働是正迫る(2021/4/15 厚生労働委員会)

2021.04.15

 育児介護休業法改正案が15日の参院厚生労働委員会で採決され、全会一致で可決しました。日本共産党の倉林明子議員は質疑で、育児休業取得にむけて正規雇用の長時間労働是正を求めました。  2020年度の「過労死防止白書」では、30~40代の男性で週60時間以上の就業者は12・4%です。また17年度の「就業構造基本調査」では男性の1日あたりの家事・育児時間は正規・非正規ともに2時間未満が最多です。一方、女性の家事育児時間は1日4時間以上です。  倉林氏は、「男性が家事・育児できない要因に過労死ラインを超える長時間労働がある」と指摘。結婚出産を理由に、正規の女性は非正規へ、非正規の女性は仕事を辞めざるを…続きを読む

取得推進へ総合的対策を 育児・介護休業 倉林氏求める(2021/4/13 厚生労働委員会)

2021.04.13

 日本共産党の倉林明子議員は13日の参院厚生労働委員会で、育児・介護休業法改定案をめぐって、育児・介護休業の取得を進めるには、男女の賃金格差是正や給付拡充・制度改善など総合的対策が必要だと主張しました。  同案は、非正規雇用労働者が1年未満の雇用期間でも育児・介護休業を取れるようにする要件緩和などを盛り込んだもの。  倉林氏は、正規雇用の夫と非正規雇用の妻の場合、夫が育休を取ると収入がより減るため、育休を取りにくい実態や、夫妻が非正規同士だと低収入のため、実質8割給付の育休は使いづらい問題をあげ、非正規雇用の賃金増や育休の給付水準の引き上げを求めました。  田村憲久厚労相は「支給水準はヨーロッ…続きを読む

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