2020.12.01
接種費用を全額国が負担し、健康被害が生じた場合は国が補償する新型コロナウイルスワクチン接種関連法案が1日、参院厚生労働委員会で採決され全会一致で可決されました。 日本共産党の倉林明子議員は採決に先立つ質疑で、ワクチンはこれまで人体に接種されたことがないタイプで、長期間の検証もできていないと専門家が指摘していることをあげ、「安全性が明らかになるまで接種勧奨と努力義務は政令で適用除外すべきだ」と求めました。田村憲久厚生労働相は「懸念を評価するような情報があればさまざまな判断をする」と答えました。 また倉林氏は、「年度内の接種開始を想定」と報じられていることをあげ、「オリンピックに間に…続きを読む
2020.12.10
日本共産党の倉林明子議員は10日の参院厚生労働委員会で、9日の社会保障審議会分科会で示された来年度の介護報酬改定に向けた「報告案」を「人員・施設基準の緩和のオンパレードだ」と批判し、新型コロナウイルス感染拡大で疲弊する現場を守るには基本報酬の大幅引き上げこそ必要だと迫りました。 報告案は、特別養護老人ホームや認知症高齢者向けグループホームの定員増、情報通信技術(ICT)の活用を口実とする夜勤職員の配置基準の緩和などを提案しています。 倉林氏は、介護・福祉の現場があまりに余裕のない職員体制だったことが、コロナ禍で改めて浮き彫りになったと指摘。「提案は、少ない職員で多くの利用者を担当すること…続きを読む
2021.03.12
(資料があります) 8月に予定されている介護の利用者負担増をめぐり、厚生労働省は12日、介護施設に入所する低所得者への食費等の補助(補足給付)の見直し対象者が約27万人で、影響額は約100億円に上ることを明らかにしました。参院予算委員会で日本共産党の倉林明子議員に答弁しました。 同省は、介護利用料の自己負担上限額(高額介護サービス費)引き上げについては、対象3万人・影響額10億円程度だと説明。対象人数・影響額は介護保険部会に示していないことを認めました。人数・額ともに8月から来年3月末までの約半年分の数字です。倉林氏は「影響額は介護サービス利用者の負担増に直結する。部会で議論のやり直しが必…続きを読む
2021.01.13
日本共産党の塩川鉄也衆院議員と倉林明子参院議員は13日、衆参両院の議院運営委員会で、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域追加について政府の責任をただしました。野党は菅義偉首相の出席を求めましたが応じませんでした。 倉林氏は、感染者数の増加により逼迫(ひっぱく)する医療機関の実態を示し、「もはや国民の命を守れない」と強調。緊急事態宣言に伴う営業の時短要請や外出自粛などについて、「(政府は)前回と同様の要請だと言うが国民には同様の要請とは受け止められていない」と批判し、緊急事態宣言の実効性について科学的根拠を示すよう求めました。西村担当相は具体的な根拠を示しませ…続きを読む
2021.02.02
衆参両院の議院運営委員会は2日、政府から新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の期間延長にあたっての事前報告を受け、質疑を行いました。日本共産党から塩川鉄也衆院議員と倉林明子参院議員が質問に立ちました。 倉林氏は、医療体制が逼迫(ひっぱく)するなか、重症者の受け入れ病床を確保し命を守るには「急性期治療後の受け入れ病床の確保が決定的だ」と強調し、経営リスクを理由に受け入れられない事態を解消するために医療機関の経営を守る支援を行うよう求めました。 菅首相は「(医療機関の)減収がありえるなら、さらに対策を検討して医療現場が財政面でちゅうちょしないよう対応する」と答弁しました。 …続きを読む
2021.02.12
衆参両院の議院運営委員会は12日、政府から新型コロナウイルス対策の改定特別措置法で新設された「まん延防止等重点措置」にかかわる基本的対処方針の改定にあたって事前報告を受け、質疑を行いました。日本共産党から塩川鉄也衆院議員と倉林明子参院議員が質問に立ちました。 倉林氏は、政府が基本的対処方針で特定都道府県に対し、「感染多数地域の高齢者施設の従業員等の検査の集中的実施」を求める一方、高齢者施設の入所者や、医療機関を対象にしなかった理由をただしました。西村担当相は正面から答えず、検査対象は「地域の実情に応じて医療機関を含め計画を策定することは可能だ」と答弁。倉林氏は「先行して25都府県で実施・計…続きを読む
2021.03.05
衆参両院の議院運営委員会は5日、政府から新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の延長にあたって事前報告を受け、質疑を行いました。日本共産党から塩川鉄也衆院議員と倉林明子参院議員が質問に立ちました。 倉林氏は菅義偉首相が「2週間の時間をもらえば大幅改善ができる」と述べた根拠を質問。西村担当相は「データ分析によれば2週間延長することで(宣言解除基準の)ステージ3を確実にできる」と根拠を示さず語りました。 また倉林氏は検査の拡充戦略が必要だとして、1都3県の高齢者施設の一斉検査、モニタリング調査の計画の見通し、ゲノム検査の進捗(しんちょく)状況をただし、「1都3県では手つかずだ…続きを読む
2021.03.12
参院議院運営委員会は12日、政府提示の国会同意人事のうち、川本裕子人事官候補から所信を聴取しました。 日本共産党の倉林明子議員は、日本の女性閣僚の比率は世界190カ国中113位だと指摘。国家公務員の指定職相当に占める女性比率は4・4%だとして、認識を問いました。川本氏は、日本の遅れを指摘し「(男女共同参画に)公務部門は率先して取り組むべきだ」と述べました。 倉林氏は、昨年の東京高検検事長の定年延長をめぐる問題に触れ、人事院は政府からも中立・公正性が求められる存在だと指摘。その上で国際労働機関(ILO)87号条約(結社の自由及び団結権保護)、98号条約(団結権及び団体交渉権)で、条約違反の…続きを読む
2021.03.16
日本共産党の倉林明子議員は16日の参院厚生労働委員会で、4月に解禁される看護師の医療機関以外への日雇い派遣は現場の要求に応えたのではなく、国の規制改革推進会議が出どころだと告発し、「派遣事業者が乗り込んで自らの事業拡大の突破口を図ろうとしたものだ」と追及しました。 倉林氏は、国のニーズ調査では社会福祉施設側による“短期就業を活用するつもりはない”との回答が、介護施設で約7割、障害者施設で約8割にのぼったことを厚労省に確認。利用を望む事業所でも“チームの役割を発揮しにくい”が5~6割と高いと指摘し、「この結果でニーズがあると言えるか」とただしました。 田村憲久厚労相が「(職員が急に休むなど…続きを読む
2021.03.18
衆参両院の議院運営委員会は18日、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の解除にあたって政府から事前報告を受け、質疑を行いました。日本共産党から塩川鉄也衆院議員と倉林明子参院議員が質問に立ちました。 倉林氏は、高齢者施設の職員に対するPCR検査を6月末までにもう一度行うとする政府方針について、「定期的にやって初めて意味がある。少なくとも2週間に1度の規模に引き上げるべきだ」と指摘。西村康稔担当相は、検査規模の拡大には言及せず、倉林氏は「感染者が減少している今こそ、戦略的に取り組むことが必要だ」と迫りました。 また倉林氏は、政府が実施するモニタリング検査の目標1日1万件は不…続きを読む
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