高瀬川夏まつり、吉川春子さん講演会
8月20日
高瀬川夏まつりが催されていたので、ご挨拶。そのあと、吉川春子さんの講演会に参加しました。
高瀬川夏まつりは、地元中京の立誠自治連合会が取り組む夏まつり。寺町通と並行して流れる高瀬川を中心にして、立誠小学校跡地にできたホテルの一角も利用して、祭りが開かれました。灯籠展の展示を見てから、高瀬川にうかぶ高瀬舟にのって、川風にひととき涼を楽しみました。
そして、吉川春子さんの講演会へ。日本共産党の元参議院議員の吉川春子さんは、参議院議員時代から一貫して取り上げていた「慰安婦」問題を引退してからも、ライフワークとして「慰安婦」問題に関わってこられました。今回は「日本人女性への戦時性暴力はなぜ、かたられなかったのか?」と題しての講演でした。外国人「慰安婦」問題は、当事者が名乗り出られた方々があり、関心が持たれていますが、日本人の「慰安婦」もいたことがわかっているが、さまざまな事情で、語られていないことため、あまり知られていないなどと報告されました。日本人「慰安婦」問題は、その後、終戦を迎えてからは、進駐軍対策に再び「慰安所」がつくられていく歴史も明らかになり、根の深さを物語っています。軍人たちと一緒に、従軍しながら、彼女たちは声もあげられず、ほとんどの人達が、この世を去っています。軍人達は、軍人恩給などが支給され、生活の保障がありながら、彼女たちは何もないまま。吉川さんは、引退後、「『慰安婦』問題とジェンダー平等セミナール」を立ち上げて、フィルードワークを地域の方達と取組ながら、運動を続けておられるそうです。会場には、たくさんの女性だけでなく、男性も参加されていました。たくさんのことを学ぶ機会になりました。
(スタッフ)